デイサービスでの入浴について

在宅における要介護者の入浴は、ご本人とご家族の双方にとって大きな負担やリスクを伴うものです。

デイサービス オールウェイの各店舗においても、デイサービスご利用の理由に「自宅での入浴介助の大変さ」を挙げられるご家族が多くいらっしゃいます。

しかし、これまでデイサービスでの入浴をご利用になったことがない場合には、以下のような疑問を抱える方もいらっしゃるでしょう。

  • デイサービスで入浴をするメリットとデメリットは?
  • デイサービスは入浴のみでも利用できる?
  • デイサービスを入浴のみで利用する場合の流れは?
  • デイサービスを入浴のみで利用する場合の注意点は?

この記事では、デイサービスの入浴について解説し、これらの疑問にお答えします。

デイサービスの入浴の目的と期待できる効果

デイサービスの入浴では、利用者が安全で快適に入浴できるように介護スタッフが援助を行います。

デイサービスの入浴には、次のような目的と期待できる効果があります。

感染症のリスクを軽減する

入浴の第一の目的は、利用者の身体を清潔に保つことです。

何日も入浴をしないと皮膚に汚れが付着したままになり、細菌感染のリスクが高まります。

こまめに入浴をして皮膚を清潔な状態に保つことで、皮膚感染症や尿路感染症のリスク軽減に繋がります。

体臭の予防

入浴ができない状態が続くと体臭がきつくなってしまい、ご自身や周囲の人々を不快にさせてしまう場合があります。

体臭を予防することが良好な人間関係を保つことにも繋がり、ご本人や周囲の人々が快適に生活を送ることができます。

リラックス効果を得る

利用者の心身の苦痛を和らげたり、緊張をほぐしたりすることも、入浴の目的の一つです。

お湯につかることで副交感神経が活性化し、リラックス効果が得られると言われています。

体が温まり血液の流れが良くなることで、関節の痛みや筋肉のこわばりが緩和されるケースも少なくはありません。

デイサービスで入浴を利用するメリットとは

デイサービスで入浴を利用することによって、ご本人とそれまで在宅で介助にあたってきたご家族の双方に、いくつものメリットが生まれます。

主なメリットは、以下の3つです。

  • 介護するご家族の負担が減
  • 快適性と安全性を担保できる
  • 他の利用者の方々やスタッフと交流できる

介護するご家族の負担が減る

在宅での入浴介助は、介助する人が足腰を痛めやすく、怪我をしやすいと言われています。

服を着ていない状態の大人を支えながらお風呂に入れることは、介助する人が想像以上に体力を消耗します。

また、実際の入浴時間に加えて、準備や後片付けに要する時間がかかります。

こうした家族の体力的・時間的な負担を、デイサービスの入浴を利用することで減らすことができます。

さらに、ご本人がデイサービスに行きはじめると、ご家族はその時間を休息や自分の時間に充てられるようになるため、体力的・精神的な余裕が生まれます。

快適性と安全性を担保できる

デイサービスの施設には、手すりやシャワーチェア、滑り止めマットなど要介護者が介護スタッフの援助を受けながら安全に入浴できる設備や環境が整っています。

加えて、介護の訓練を積んだプロが入浴介助を行うことから、利用者の転倒などのリスクを軽減し、安全で快適な入浴が可能です。

また、デイサービスでの入浴の前後には、視診・検温・血圧・脈拍など健康状態のチェックを行うため、家族では気が付きにくい肌トラブルや体の不調を早めに発見し、解決ができやすくなります。

他の利用者やスタッフと交流できる

在宅介護は、ご本人が家に籠りがちになったり、関わる人が限られたり、他者との交流が減ってしまう傾向があります。

デイサービスでは入浴介助の他にも、レクリエーションや機能訓練、食事などのサービスがあるため、他の利用者の方やスタッフと楽しく交流しやすい環境が準備されています。

デイサービスでの入浴を利用するデメリットとは

デイサービスで入浴を利用することには、デメリットもあります。

主なデメリットは、以下の2つです。

  • 自宅に比べ感染症のリスクがある
  • 慣れるまでに時間がかかる場合がある

自宅に比べ感染症のリスクがある

デイサービスの入浴では、複数の利用者の方々が同時に入浴します。

他の利用者と同じお湯を使用するため、自宅での入浴と比較すると感染症のリスクがある点はデメリットだと言えます。

ただし、多くのデイサービスでは脱衣場や浴室の密を避けるために時間を調整したり、清掃や消毒をしっかり実施したりするなど感染対策を行っています。

利用を検討するにあたり、感染対策について気になる場合は施設へ確認してみましょう。

慣れるまでに時間がかかる場合がある

高齢者の方々の中には、デイサービスで家族以外に入浴介助をされることに初めは抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

デイサービスのスタッフは、入浴を拒否される方に対しての対応を心得ているため、スムーズに入浴できることがほとんどですが、それでも強い拒否感を示されたら無理強いはできません。

まずは何回かデイサービスに通って施設の雰囲気に慣れてもらい、ご本人の意志を確認しながら入浴介助に誘導するなどの対応が必要になる場合があります。

デイサービスは入浴のみでも利用できる

高齢者の方々の中には、入浴の介助が必要ではあるものの、「デイサービスのコミュニティになじめない」「デイサービスに長い時間は居たくない」という方もいらっしゃいます。

そのような場合には、デイサービスを入浴のみで利用する方法があります。

デイサービスで入浴のみを利用する方法としては、「入浴特化型デイサービス」があります。また、「半日型デイサービス」については、入浴のみを利用することは難しいものの、1日のデイサービスと比べて短い時間で帰宅し、残りの時間を自由に使うことができます。

入浴特化型デイサービス

入浴特化型デイサービスとは、その名の通り入浴のみを提供するデイサービスのことです。

利用者も10名程度と規模が小さめなのが特徴で、事業者によってはレクリエーションや食事の提供は行わないという場合もあります。

半日型デイサービス

半日型デイサービスでは午前か午後のいずれかを選択し、入浴を含めたサービスを短期間で受けることができます。

入浴特化型デイサービスよりも提供している事業者が多いことから、自宅での入浴が困難な場合や、近くに「入浴特化型デイサービス」がない場合に検討する方が多くいらっしゃいます。

※デイサービス オールウェイの半日・短時間のご利用については、こちらの記事にて詳しく紹介しています。

デイサービスの入浴のみを利用する場合の流れ

デイサービスの入浴のみを利用する場合の流れは、以下のとおりです。

  • 要介護認定を受ける
  • 担当のケアマネジャーまたは地区の地域包括支援センターに入浴のみ利用できるデイサービスを紹介してもらう
  • サービス担当会議での説明に合意する
  • デイサービスの利用開始

デイサービスで入浴のみを利用する場合は、まず要介護認定を受ける必要があります。

要介護認定を受けた方は、担当ケアマネジャーや地区の地域包括支援センターに相談してみましょう。

もちろん、ご自身で気になったデイサービス施設に直接問い合わせしても構いません。

その場合はケアマネジャーや地域包括支援センターにご自身で問い合わせをした旨を一声添えると行き違いや二度手間がなく済みます。

デイサービスでの入浴は、施設によって個性が表れやすいサービスです。

事前にぜひ見学や体験利用などを行い、ご希望に合うサービスを探してください。

デイサービスを入浴のみで利用する場合の注意点

デイサービスを入浴のみで利用する際に注意すべき点としては、体調によって入浴を見送る場合があるということです。

デイサービス施設で入浴をする際は、必ず事前に体調のチェックを実施します。

その際に体調の変化や異変があれば、入浴できない場合があるため注意しましょう。

また、感染症予防の観点から予告なく利用できなくなる可能性もあることを念頭に置いておきましょう。

デイサービス オールウェイの入浴施設の紹介

デイサービス オールウェイのお風呂は、どの施設も清潔で暖かい浴室が自慢です。ご利用者の皆様が気持ちよく入浴していただけるよう、スタッフが安全にお手伝いさせていただきます。

各施設のお風呂や入浴介助についてご紹介します。

デイサービス オールウェイ 野々市本店

デイサービス オールウェイ 野々市本店のご利用者様からは「お風呂に入った後もずっと体が温かくて、湯冷めしない」とのお言葉をいただきます。

時には、「変わり湯」と称し、普段と違う入浴剤を使い、入浴メニューに変化をつけてご利用者様に楽しんでいただく日があります。

ゆず湯や菖蒲湯など季節の変わり湯も実施し、お風呂でも季節感を感じられるようにしています。

デイサービス オールウェイ 金沢中央店

デイサービス オールウェイ 金沢中央店では、順番で個別に入浴を行っており、介護スタッフが介助にあたります。

ご利用者様からは「お風呂が広くて湯冷めしにくい」「手すりなど、つかまるところが多くて安心できる」などのお声をいただいています。

デイサービス オールウェイ 東山店

デイサービス オールウェイ 東山店は、オールウェイの施設では唯一、個浴タイプの浴室が2箇所あり、完全個別対応で入浴していただくことが可能です。

そのため、衛生面での配慮が必要な方や、初めてのデイサービスで他の方と一緒に入るのはまだ抵抗がある方などに喜んでいただいています。

また、ご家庭の浴室と同程度の広さのため、移動に不安のある方には広すぎなくて安心というお声もいただきます。

もちろん、手すりや浴室用の車椅子もあるので、安心してご利用いただけます。

経験豊富なスタッフがお一人ずつの見守りや介助させていただきますので、入浴中の健康面でのご相談やさまざまな処置も可能です。

デイサービス オールウェイ 梅ちゃんの湯

デイサービス オールウェイ 梅ちゃんの湯は、元銭湯を介護施設に改修し、北陸初の「銭湯型デイサービス」としてオープンしました。

施設名に「湯」がつくほど、お風呂にこだわりと特徴がある施設です。

銭湯時代の広いお風呂場をそのまま生かしつつ、ご高齢の方でも入浴がしやすいように手すりや滑り止めマット等を設置しています。

水質は昔よりとても滑らかで肌に優しいのが特徴で湯冷めしないと皆様にご満足いただいています。

浴室の壁面は、日本に数名しかいない銭湯絵師である中島盛夫さんに描いていただきました。

迫力満点な富士山を眺めながら、銭湯時間を楽しんでみてはいかがでしょう。

デイサービス オールウェイでは無料体験を実施中!ぜひご利用ください

デイサービス オールウェイでは、随時無料体験を実施中です。

オールウェイは創業してから16年間で、約2,000名のご利用実績がある、県指定通所介護施設のデイサービスです。

現在、石川県の野々市市、金沢市に合計4つのデイサービス施設を地域密着で運営しています。

各施設の紹介記事はこちら

無料体験では、本記事でご紹介した入浴介助も実際にご利用いただけます。

お申し込みはお電話またはお問い合わせフォームから無料体験していただけます。

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076-294-0990

受付時間 8:30-17:30 [ 日・祝日除く ]

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今後も、ご利用頂いている皆様の声に耳を傾け、快適に過ごしていただけるよう、改善を行ってまいります。

もしデイサービスのご利用にあたって不安な点がありましたら、何でもお問い合わせください。