デイサービスに行きたがらない場合はどうすればよい?

デイサービスはとても使いやすく便利なサービスですが、利用者の方の中には、なかなか行きたがらない人もいらっしゃいます。

デイサービスに行きたがらない方を支援しているご家族の中には、以下のような疑問を抱えている方もいらっしゃるでしょう。

  • デイサービスに行きたがらない理由は?
  • 楽しく通うためのポイントを知りたい
  • 行きたがらない人でも通えるデイサービスはある?

この記事では上記の疑問にお答えし、デイサービスを嫌がる方でも安心して通えるように情報を提供していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

デイサービスに行きたがらない理由とは

まず高齢者がデイサービスに行きたがらない理由について考えていきましょう。 

慣れ親しんだ自宅での生活を好む

長年自宅で生活してきた高齢の方は、自宅での生活に慣れ親しんでおり、生活の環境を変えずに、自宅で過ごすことを好む傾向にあります。 

自宅での生活は、自分のペースで、自分の好む環境で安心して過ごすことができます。

一方デイサービスでは、常に自分のペースで過ごすことは難しくなりますし、生活スタイルを変える必要が生じるかもしれません。高齢者は、これらを不安に感じることで、デイサービスの拒否につながることがあります。

デイサービスへの偏見を持っている

デイサービスに対して前向きなイメージを持っていない高齢者の方もいらっしゃいます。

そして、そうした方の多くには「デイサービスは介護が必要な人が行く場所」というイメージが根付いてしまっています。

自分の老いや介護の必要性を認めたくない思いが強いと、デイサービスに行くこと自体に抵抗を感じる傾向があります。

体力面の不安がある

体力的にきついという理由でデイサービスを拒否される方もいます。

デイサービスでは体操をしたり、歩行訓練をしたりと、さまざまな体を動かすための活動を行っていますが、高齢者の中には体力に自信がなく、そのような活動が辛いと感じる方もいらっしゃいます。

このように高齢者がデイサービスに行かない理由には、慣れ親しんだ自宅での生活、デイサービスに対する偏見、体力面の不安などがあります。

また個々の状況によって、その他の理由を持っていることもあれば、これらの理由を複数抱えていることもあります。

デイサービスに通っていただくには、高齢者の方の行きたがらない理由を理解して、一つひとつ解決していくことが必要です。

それでは、この「行きたがらない理由」を踏まえて、高齢の方がデイサービスに楽しく通うためのポイントを紹介します。

楽しく通うためのポイント! 

デイサービスは一度行きたくなくなると、気持ちを変えてもらうことが随分と難しくなります。

したがって、よくリサーチした上で「行きたくなるようなデイサービスを選ぶ」ことが大切なポイントです。

本人に合ったデイサービスを選ぶ

まず知っておいて欲しいのは、デイサービスと言っても、提供するサービスや活動内容、雰囲気などが、それぞれ全く違うということです。

そのため楽しく通うためには、その方にあったデイサービスを選ぶことがとても大切です。

例えば、趣味や好きなことがある場合は、それらを行っているデイサービスを選ぶと、より楽しく過ごすことができます。

また、自宅により近い場所を選ぶことで、顔馴染みの方がいらっしゃって、それが安心につながることもあります。

また最近は、機能訓練特化型など、何かに特化したデイサービスも増えています。

運動目的なら機能訓練特化型も良いですし、体力的にきつい方は、ゆったり過ごせるデイサービスや、工作活動をメインに行っているデイサービスなどもオススメです。

見学や体験利用をする

デイサービスでは施設見学や体験利用を行っており、正式な契約をする前にぜひ参加しておきましょう。

見学や体験を利用することで、施設の雰囲気や利用されている方の様子、実際に行っているメニューを確認することができ、自分に合ったデイサービスを選ぶ大きな判断材料を得られます。

また、見学や体験利用時に、参加している他の利用者さんから、

「待ってるよ!」

「一緒に頑張ろう!」

と声をかけていただき、そこで顔見知りとなり、安心感が増して利用につながることもあります。

見学や体験利用には多くのメリットがあるため、特に利用が続けられるか気になる場合は、ぜひ参加しましょう。

ここまではデイサービスを利用する前の段階で、利用継続につなげるためのポイントを紹介しました。

しかし、既にデイサービスを利用中で、利用するのが嫌になっている場合もあると思います。

そのような場合は以下のようなことを行ってみましょう。

行きたがらなくなった原因を特定する

まずはデイサービスに行きたがらなくなった原因を突き止めることが必要です。

本人、家族、デイサービスのスタッフで話し合い、本人の思いや悩みを把握します。

また、デイサービスの利用状況や利用する中で生じた変化にも注目することが重要です。

たとえば、何かしらの体調変化があった、活動内容が変わった、他の利用者の方とうまくいっていかなくなったなど、原因を見つける手がかりになります。

希望するサービスや活動に変えてもらう

デイサービスで提供されているサービスや活動に不満がある場合は、希望する内容に変えてもらうことができます。

本人やご家族が希望するサービスや活動をスタッフに伝え、希望が反映された日々のメニューに変更してもらうとよいでしょう。

時間や曜日を変更する

利用時間や曜日を変更することも、効果的な場合があります。

例えば、朝起きることが大変な場合にお迎え時間を遅くしてもらったり、気の合う方と一緒の曜日に変更してもらったりすることで、安心して通えるようになることもあります。

しばらく休んでみる

思い切ってデイサービスを休んでみることも、気持ちを切り替えるために効果的な方法の一つです。

しばらく休んでから再び通うことで、気持ちが落ち着き、再び通えるようになることがあります。

別のデイサービスへ通う

現在通っているデイサービスがどうしても合わないなら、別のデイサービスを探してみることもよいでしょう。

新しい出会いや体験をすることは気分転換にもなり、楽しく通えるようになることもあります。

デイサービスに行きたがらなくなった時は、強引に説得するのではなく、通うのに抵抗がある原因を探り、楽しく通えるように工夫することが大切です。

行きたがらない人でも通える!デイサービスの例

それでは最後に、デイサービスに行きたがらない人でも楽しく通えるデイサービスの例をタイプ別に紹介します。

家庭生活を好まれる方におすすめの家庭的な雰囲気のデイサービス

自宅で自由な時間を過ごすことを好む方にとって、外出すること自体がストレスになることがあります。

古民家を改修して建てられたデイサービスなど家庭的な雰囲気のデイサービスなら、自宅にいるような感覚で過ごすことができるので、ゆったりと過ごしたい方にオススメです。

また少人数制であることも重要なポイントです。ゆったり過ごしたい方にとっては、多くの人が集まるデイサービスは敬遠されることがあります。 ゆったり過ごしたいなら少人数制のデイサービスを選びましょう。

デイサービスに偏見がある方におすすめの運動特化型のデイサービス

「デイサービスは介護を受けるところ」と偏見を持っている方の多くは、身体が元気で、まだ体力にも自信があることが多いです。

このような方には運動特化型のデイサービスがおすすめです!

運動特化型なら元気なご利用者が多く、目的も同じなので、「介護を受ける場」という印象は少ないでしょう。

体力に自信がない人におすすめのデイサービス

体力に自信がない方には、下記のようなサービスに特化したデイサービスの利用をおすすめします。

・会話やクイズ、語学学習などの認知症予防に特化したデイサービス

・サロンやエステ、アロマセラピーなどのリラックスに特化したデイサービス

・音楽療法やアートセラピーなどの心理的な支援に特化したデイサービス

・料理や園芸などの軽作業に特化したデイサービス

これらのデイサービスは、利用者が体力的に無理のない活動を楽しむことができる点が特徴です。

最近はさまざまな分野に特化したデイサービスも増えており、選択肢の幅も広がっています。

特に認知症予防に特化したデイサービスは、脳トレやコミュニケーションを通じて利用者の生活力向上につながるため、特におすすめです。

デイサービスに行きたがらない方でも、しっかりとリサーチしてデイサービスを選び、希望に合ったサービスが受けられるように調整すれば、楽しく通うこともできます。

この情報を参考にして、デイサービスを楽しみながら利用できることを願っています。

デイサービス オールウェイでは無料体験を実施中!ぜひご利用ください

デイサービス オールウェイでは、随時無料体験を実施中です。

オールウェイは創業してから16年間で、約2,000名のご利用実績がある、県指定通所介護施設のデイサービスです。

現在、石川県の野々市市、金沢市に合計4つのデイサービス施設を地域密着で運営しています。

各施設の紹介記事はこちら

お申し込みはお電話またはお問い合わせフォームから無料体験していただけます。

無料体験の申込みはこちら

◆電話

076-294-0990

受付時間 8:30-17:30 [ 日・祝日除く ]

◆お問合せフォーム

今後も、ご利用頂いている皆様の声に耳を傾け、快適に過ごしていただけるよう、改善を行ってまいります。

もしデイサービスのご利用にあたって不安な点がありましたら、何でもお問い合わせください。